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ゆめ

ファイル 91-1.jpg

あっ、洪さんはこんな下絵でした…
ですので正解は、どちらかというと、即・制裁の準備…という感じです(微妙に拍手のお返事)
洪と普の関係もいつか描きたいなあと思いつつ、中々描けません
時間、まじくれ。

や、時間があっても、兄弟を先に描いてしまうこの右手が悪いんだ…知ってる

左半分切り取って、プーはtopのビールの泡の中に居ますが
スタイルシート設定の都合見えない方もいらっしゃるかも…と思いつつしばらくそのままにしておきます。
(不親切設計)
最近のモニタは大きいので、1024×768以上推奨としてますが、
実際私が1280×1024モニタで作業してるので、、そんな感じに最適化されております。
たぶん、横長のモニタの方にはすごいマヌケな背景指定ですみません。

それにしてもなぜ、色塗ると絵が変わってしまうんだろう…
何年も絵描いてますが、こればかりはずっと不思議です
拍手から、漫画は描かないのかというお言葉を頂きましたが…
ほんと、あんまり描いてないなあ…
途中で、自分の描いてるものがとてつもなくつまらなく思えてくるので、だいたいそこでガス欠に…


って、ガス欠してる場合の日付じゃなくなってきたので、
でも、籠もるとか言ってすぐ出てちゃ意味ないんですが、
今日仕事帰りの電車で30分寝込んだ間にすごい夢をみて…!
プーの「統一後→消失」コースの、夢を見たので忘れないようにメモしに…!メモ!
(目が覚めた時なんか悲しかった…1駅乗り過ごしたからじゃない)

歴史もあやふやなので、年代とか適当だと思いますが
ここ最近Webで調べたりした曖昧な記憶を縫い合わせたような映画のようだった…
ちょっとサカイクニエさんのまんがのようでした。

シリアス属性のギャグ好きという定義しがたい根っこがあるので
自分設定も甚だしい上に趣味丸出しでこれ…恥ずかしいのですが…
メモしとかないと忘れる!


消失後どうなるかは、東西好きの方ならそれぞれ、いろいろと妄想があると思いますが
国としては亡くなるけれど、国ではなく人として、人と同じ時間を過ごすってのもありかなとか(小声で…)
(その場合、ヴェストにとっても残酷だけど)
プーは親父の時にその悲しみを体験しているだろうから、ヴェストに対しては、まあ…
うまくやってくれると信じてる。


でも、消失しないで残る場合、たとえば俺様ブログや俺様CDで披露してくれた
新婚生活のようなだらけた日々を見せ付けられるのも幸せでいいですよね!
ヴェストも、見てるこっちも安心です!


残していく方は気がかりだし、残される方は臆病になるし
ようするに、受に振り回される攻がすきなんです。
先に逝く方が勝ちです。残る方は、ずっとゆめを見続ける。


続き

<こんな夢をみた>

どこかで生まれ、いつからか定住地を求めて走り出し
自分の居場所を求めては戦いに身を投じてきたが
弟ができて、ちょっと生き方が変わったプー
願うべきは、自らの未来像よりも、自分達の未来へ
自分の居場所が出来て、それが王国に、やがて帝国になっても変わらない願いは
自分を受け継ぐ弟の繁栄
自分の持てるものは全て弟のために


そんな中、時代は移りWW1、WW2へ
戦い続きで疲弊した世界は、終わらなければならない戦いだと分かりながらも
誰もが終わらせるきっかけを作れずにいた
大きすぎた戦いに終止符をうつには、皆が納得するそれ相当の犠牲が必要で
その大いなる犠牲の1つが、兄弟の離別、分断だった
兄は露をはじめとする東側に、弟は米英仏の占領下で西側世界に分かたれ
二人の分断は、それから始まる東西世界の冷戦の象徴となった
兄弟の再会は許されなかった


兄は、貧窮に喘ぎつつ金にならない下働きをする日々の中で弟の無事を祈る
必ず戻るとは言ったが、半分は安心させるための口上だった
会いたいとは思ったが、口には出さなかった
弟も苦しんでいると知っていたから、我慢しなければならなかった
己の全てをかけてきた、弟のために


弟は、西側諸国の占領下で、慣れない事案を無理に飲まされつつ、機会を伺う事はやめなかった
兄が居なければ、自分は居ない
兄が戻らなければ、それは望むべき未来の姿ではない
兄が尽くしてくれた自分に出来ること、それは
兄の無事を祈ることと、兄を迎える準備だった
たとえどんな姿になろうとも、兄を必ず取り戻す覚悟があった
新しい国として憲法を定めるよう要求されたが、これを拒否した
かわりに制定した基本法第146条は、弟の強い決心と主張だった


そして、その時は訪れる。

―1989.秋―


兄は、東欧革命の波に背中をおされるように高まった再統一への希望と不安に自壊する
弟は、想定外の事態に慌て、むりやりに近い形で兄を回収
…思い描いていた再会とはだいぶ違っていた

壁崩壊から統一までの1年弱の間に、

兄は
・統一する事による弟への負担を考えたり
・様々な形をかえつつも国として存在してきた自身が完全になくなるあとどうなるのか
・弟との再会が嬉しかったり
・戻らない方が弟の為にも良かったんじゃないかとか
・東として、その姿のまま自分が、国がなくなったらどうだったかとか

いろいろ考える

弟は、すべて覚悟の上で兄を迎えたんだから、心配するなというけれど
本当は、統一後、兄はどうなってしまうのかかなり心配
ロマ爺のように、どこかへ居なくなったりしないか不安


― 再統一、後―


兄は、消えなかった
国は地図から消えてしまったが、その時から
彼の体は、突然、まるで今まで忘れていたかのように時を刻みはじめ
姿の変わらぬ弟のそばで、国としての有り体を見守りつづけてくれた

彼は、あまり無茶をしなくなり、わがままもあまり言わなくなった
(小言は飛びだすことはあったが)
何より、少しちいさくなったようにみえた
皮膚がうすく垂れ下がり、しわができた
眼鏡をかけるようになった
部屋でパソコンをする姿よりも、日なたでうたた寝をする姿の方が多くみられた
夜になると、手足の先が冷たくなった

しかし、最後まで変わらなかったのは
自分を呼ぶ名と、自分を見上げながらたまにみせる、どこか自慢げな笑顔だった

―ヴェスト
オレは オレのすべてをお前に託してきた
いいもんばっかりじゃなかったかも知れないが
今のお前を見てオレは満足だ
お前が、これからどこまで大きくなるのか
見届けられないのが残念だが
きっと親父も見守っていてくださることだろうし
オレも、たまには見ていてやるから、もっと強くあれ
強さとは武力のことだけじゃない まちがうなよ
そしてどうか、幸福な日々を


― 数年後 ―


庭で草木の世話をするヴェストにこっそり近付く小さい影
「ドーーーーーーーーン!」
「…なんだ!?」
「なァ、おまえ、いっつもひとりで草むしってるけど、たのしいか?ケセセっ」
「…ああ、楽しいぞ。それに、けっこう俺は、一人じゃないな」
「そーだ!オレさまが遊びにきてやってるおかげだな!」
「…」
「かんしゃのしるしに、パンケーキ、つくってくれてもいいぜ!」
「うむ…作ってもいいが、今、シロップ切らしているんだがな」
「えっ」
「バターと砂糖で喰うのもうまいぞ」
「ダメ!メープルシロップじゃないとやだかんな!」
「じゃあ、買ってきてくれるか?」
「えっ…おれさまひとりで?」
「行けないのか?」
「行けなくねーよ!行けなくねーけど…」

「じゃあ、私と一緒に行きましょうか」

「あっ 出たなめがね!」
「こんにちは、来るたびに賑やかですねここのうちは」
「オーストリア…ハンガリーも、揃ってどうした?」
「ええ、よいワインが出来ましたので、持って来たのです」
「"グリューナー・フェルトリーナー・プロイセン"・・・」
「まるで、あいつみたいな味よ、笑っちゃうくらい。でもおいしいわ」
「Danke. あとで皆で頂こう。あいつも、甘くしてやれば飲めるかな…」
「ふふ、では私たちは買い物に」
「あ、オーストリアさんは残ってください、私が行ってきますから」
「そうですか、では頼みます」


「よかったぜー、メガネとおれさまじゃ、いつまでたっても帰ってこれないところだったぜ」
バコッ 「でッ」
「…にすんだ!」
「そんなことばっかり言わないのよ」
「なんだー?やたらかばうな、もしかしてお前、メガネのこと好きなんだろ!」
バコッッ 「いてーー!!」
「てめェ!馬鹿力!もしや女じゃねーだろ!いてぇ!」
「ほんと、バカなところまで…そっくりなんだから…」

「パンケーキは…」
「…?」
「…貴方の腕前のほうが上でしょうね」
「そ、そんなことはないだろう?」
「くやしいですが、認めざるを得ません。あんなに…」
「どこを見て…あっ」
「シロップの空き瓶があるのでは、さぞ腕も上達するでしょうし」
「…!いや、あれはだな、その…捨てるのが面倒で、つい、そのままに…」
「ゴミの日を忘れたからといって目を三角にして怒っていた貴方がですか?」
「ああああ…、いや、うむ…。なんというか、つい数えてしまうんだ」
「なにをです」
「あと何本のシロップを空けてくれるのか、とか…」
「ドイツ…貴方そこまで」
「…言わんでくれ」
「その様子だと、空き瓶用の倉庫が必要ですね」
「…そう、なるかな」

「メイプルゲット!!おれさまご帰還だぜー」

「あら、元気なのが帰ってきましたね」
「ああ、ちょうどいい時間だ」

「じゃあ、皆でお茶にしましょうか」

そっくりな子供が、ある日庭先に現れる
たまに、気まぐれに出没する子供との逢瀬を密かに楽しみにしているヴェストと、墺、洪という中二病も甚だしい設定でした。

2009.12.01 04:22 | hetalia::ゲルマン系

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